初雪Hike


上のテラスから先は部分的に氷の回廊。
ワイワイ、キャッキャと若者と同様に
大声を挙げながら行きます。
楽しいですねえ。


20131201

とうとう師走に突入。なにやかやと雑務に追われている内に今年も後一月しかありません。
私的な面での今年の変化はなんといってもチョボラに関わるようになった事。障害を持った人達でもこうやって人並みの生活が送れる事に、「何事もそんなに大袈裟に考えなくても良いのではないか?」と思えるようになり、今まで入り過ぎていた肩の力が抜けたように思います。そしてあくせく働き続けている人達よりも、返ってこういった人達の方が幸せな生活をしているように思います。世の中の発展の為には、あくせく働いている人達が必要である事に異議を唱える気はありませんが。
何事もそれに関わって初めていろんな事が解ってくるものなんですねえ。
それはさておき、今日もメタボ治療です。いつものように目覚ましをセット。ファ〜、欠伸が止まりません。毎週チョボラが入るとのんびり朝寝ができず少々辛いです。ファ〜。

6:45 a.m. 中道駐車場。
寒くなったおかげで車が少なくなりました。駐車スペースの気苦労がなくなり有難い事ですが、この気苦労もボケ防止に役立っていたのかと思うと痛し痒しってところかな?
見知らぬ車の傍で靴を履いている小父さんがいます。真横に停めて驚かすのも失礼なので一台空けて停めます。停め終えたところでその小父さんと目が合うと、な〜んだIお父さんじゃありませんか。車の中のお母さんも手を振っています。
寒くなって藤内通いから歩きに切り替えたようです。コンテばかりじゃ体力衰えてしまうからなあ。
エコ流行りの昨今、Iさん達も御在所通いは小さい車に代えたようです。

7:00 a.m. でっぱつ。
メチャメチャ良い天気です。山頂付近の岩場に赤みが射しています。これからは白い山肌に一層モルゲンロートが映える季節です。一年って速いなあ。

今日は冷えています。夏場の暑さがウソのよう。寒いの嫌よ〜。
これからはもっともっと寒く、いや冷たくなります。凛とした冷たさも嫌いではありませんが…。
歩き始めるとすぐ身体が温まってきます。トックリ首の肌着が暑いです。今朝寒かったので着てきましたがチョット早かったかな?

裏道分岐のザレ場下まで来ると先ほどの赤みはすっかり消えてしまいました。同時に滋賀県側から流されてくる雲がどんどん増えています。それでも今日は山頂も快晴と信じきっています。暑くなるぞ〜。

汗を滴らせながら黙々と登ります。
寒くなって若者が減ったなんて話していましたが、なんのなんの行き交う人の殆どが若い男女。良いですね〜、お山でデートだなんて。私らそんな楽しい事経験したことがありません。ハードボイルドやったんやなあ。

岩棚の少し下でウエイトトレーニング君とすれ違います。もう上の方は凍っているそうです。やはり冬ですねえ。白いものに目の無い中高年3人はもうウハウハ。早く来い来い雪世界。ぼちぼち冬道具を出さなきゃいけませんなあ。車も冬タイヤに替えなきゃいけません。が、時間が無い! A4の夏タイヤの16インチホイールがA5に干渉無く付くかどうかも確認しなければなりません。OKならそのホィールをA5の冬タイヤ用にする予定です。A4は来年4月にズル剥けスタッドレスを付けたまま売っ払うor廃車の予定です。
あ〜、やる事いっぱいあるのに時間がな〜い。

7:45 a.m. 岩棚着。

紅葉も足早に降りきり今は山麓付近に残るだけ。今は常緑樹の緑と冬枯れ色の御在所です。今朝、四日市辺りから見た時は薄っすらと白みを帯びていました。霜か霧氷かはたまた雪か。それが今はすっかり消えています。

尾根に出ると風があり少々寒くなってきました。それもキレットまで。キレットを過ぎるとまた風の陰。ふ〜、天国やなあ。
日陰には雪が残っています。今朝のものかな?
若者集団と前後しながら行きます。若いっていいなあ。

岩稜帯に顔を出すと可愛い山ガ。流行りのタイツも履いています。女性に年齢を聞くのは失礼と思いながら伺うと指を4本出します。若い、ムチャクチャ若い山ガとお話できてtanuoさんメロメロです。
さてこの先は? おお、雪が着いています。氷も着いています。「コワイコワイコワイ。」悲鳴を上げながら通ります。「あ〜、恐かった。」
上のテラスから先は部分的に氷の回廊。ワイワイ、キャッキャと若者と同様に大声を挙げながら行きます。楽しいですねえ。
この辺りすっかり空はガスに閉ざされています。富士見岩もパスして朝陽台へ。ここも素通りして遊歩道へ。薄く雪を覆った遊歩道、楽しいですねえ。誰か滑ってスッテンコロリしないかな〜。人の不幸は蜜の味。なんちゃって。


自然学校前で小休止。今日もやってたコンビニのオニギリキャンペーン。100円オニギリで朝御飯。
横でお父さんが「氷瀑ができとる。」切れかかったガスの彼方に赤ちゃん氷瀑が。
融けずにいるくらいですから寒い筈です。今年の初物、早速撮りに近付きます。

そのまま望湖台へ。

9:20 a.m. 望湖台着。

辺り一面ガスの海。「天気予報は晴れだったのに。」の声が漏れますが、「天気予報ウソツカナイ。」菰野の町は快晴です。
長居は無用、記念碑広場から峠道へ。
時折明るくなり太陽の光臨が薄雲越しに臨めます。それだけで暖かさが顕著に感じられます。げに偉大なるは太陽の恵み。
峠道に出るとI夫妻は駆けるように降りて行きます。速やっ。降りが速いのはバランスが良い証拠。岩登りやってるとバランスが良くなるんですね。ヒーヒーいいながらtanuoさんも必死に付いて行きます。負けそっ。

9:50 a.m. 武平峠着。
一息入れパンを齧ります。涼しさ(寒さ)のおかげで口渇も感じません。この時期、行動中まったく飲まず食わずって事もよくあります。が、一応義務的に水を少々飲んでおきます。飲まなくてもおしっこが出るくらいだから水分は足りてるんだよなあ。やはり脂肪が燃えて水とCO2になっているのか。だとするとメタボも少しは解消できたかな?

鎌に向けてでっぱつです。休んだ後のこの急登、ヒ〜、堪える〜。
三ツ口谷源頭部まで来ると谷の向こうに菰野の町が日に輝いています。やっぱり「天気予報ウソツカナイ。」でした。

10:45 a.m. 鎌山頂着。
お母さんはまた岩塔の上に立っています。雨乞岳も御在所もガスの中なのに。
近くに居た若者が「岩が好きなんですね。」 「子供とおんなじ。」と返します。しかし若いなあ。

祠に移動し拍手。Iさん達にとっては本当に久しぶりの鎌の神様詣でです。

祠横でお昼にします。幸い風も無く御在所に居た時より格段に気温も上がっています。
先週より気温が低い所為かバーナーの火がショボイです。いよいよ来週はカートリッジを替えないといけないようです。でもきっと家に帰ったら忘れるんだよなあ。tanuoさん認知症がかなり進んでいますから。
暖かい紅茶と熱々のカップ麺、ごっそさ〜ん。お腹から暖めると元気モリモリ。

降りは手っ取り早く長石尾根。またもやI夫妻の降りは超特急。付いて行くのがやっとです。
弥一手前の鞍部から三ツ口谷に降りた所で12:00です。ええっ、まだこんな時刻なの?
谷の中、散り残った紅葉を愛でながら降って行きます。曇っている所為かあまりパッとしません。


12:30 駐車場着。
到着時は陰っていた御在所が片付け物をしていると急に日に輝きだしました。

ふ〜ん、綺麗じゃん。一日曇りがちでしたが終わり良ければ全て良し。
御在所さらば、また来週。
返り見すれば遠ざかる、まぶたにに残る屏風岩。

早く温泉入って早く帰ろっ。



2013年12月01日20時50分00秒 記

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