お久の御在所

そして上を見ると、「ギャン!」
もうことごとく実が弾けてしまっていました。 
暫く来ない内に…。
一週くらいなら兎も角、一月近くサボったツケですね。
手前にまだ赤い実が残っていましたが、
これは種が一粒しか結実しなかったようです。
こんなのを見るのもまた一興。


20130914

もう9月も半ば。雑用続きでメタボ予防をサボっている内に一月近く過ぎてしまいました。こりゃあかん、メタボ予防じゃなくてメタボ治療でんがな。
自宅を出る時刻、夏場と違いもうすっかり暗くなっています。明かりを点けてでっぱつです。そうか、もうすぐお彼岸か。日の出も遅くて当然です。これからまた来年1月まで日の出は遅くなる一方です。

6:35 a.m. 中道駐車場着。
自宅で朝のお勤めを済ませてきたのでトイレ休憩なし。かなり早く着いてしまいました。その割りに駐車スペースは既に半分以上塞がっています。結構雑に停めてある車が多く、そんな人に限って無頓着で他所の車を荷物で傷付けても意に介さないものです。やはりかみさんが言うように新車じゃ御在所通いは出来ません。この車、足車に残しておいて正解でした。
先回来たのが8/17。まだお盆休み期間中でした。あの閑散とした駐車場はお盆休みの所為だったようです。そして今日の混み具合がいつも通りって事なのでしょう。それにしても若い人ばっかりじゃん。若い人大好きっ子のtanuoさん、よだれ、よだれ。

6:45 a.m. でっぱつ。

Iさん達の姿が見えません。そうそう今週は3連休です。どこかへ遠出しているのでしょう。
1ヶ月もサボってしまったtanuoさん、メタボがしっかり進行してしまい到底皆さんには付いて行けません。ひとりぼっちは不幸中の幸いってところですか。
もう秋だというのにかなり蒸します。早くもシャツがベタベタに。オーバーヒートも手伝って今日はメチャクチャ身体が重いです。ヒ〜コラ。
バテないように極力ペースを落として行きます。しかしこの蒸し暑さ、我慢の限界を超えています。早く来い来い雪の季節。
やはり今日は御在所往復で引揚げる事にしましょ。


7:25 a.m. 岩棚着。
ガスが多く町の方は見えません。辛うじて北谷の新しい堰堤が見えます。その左岸側には日向小屋? 再建したとどこかで聞いたような気がします。

多少なりとも視界が利くのはこの辺りまで。この先上がれば上がるほど視界は利かなくなるでしょう。日が射さないのがせめてもの救いですか。
景色が楽しめないなら足元の秋を探しながら行きます。ママコナが咲いています。
ママコナ畑にガスが薄れ、見渡す山の端、霞深し。秋風そよ吹く空を見れば〜、あっ、青空が覗いている所もあります。変な天気!

休憩ついでに地蔵岩。涼しい風に吹かれ爽快爽快。

続けて足元の秋探し。アキノキリンソウも咲いているのですが風でブレてしまい綺麗に写りません。

キレットで団体さんをパスし凹角上へ。

キレットをガスが流れ幽玄な趣きです。何度来ても都度何らかの新たな気付きがあり飽きる事がありません。
辛夷の実の状態を確かめるべく次の岩塔に移ります。岩の上の微かなリスにアキノキリンソウ。よくもまあこんな所に根を張っているものです。

そして上を見ると、「ギャン!」もうことごとく実が弾けてしまっていました。 
暫く来ない内に…。一週くらいなら兎も角、一月近くサボったツケですね。手前にまだ赤い実が残っていましたが、これは種が一粒しか結実しなかったようです。こんなのを見るのもまた一興。


7:55 a.m. 北谷テラス着。
辛うじて眼下に北谷の河原が見えるだけ。
マンサクの蕾を確認しますが凄く少ないです。来春は期待薄です。

先ほど話しかけられた若いお姉さんが「何も見えませんねえ。」
それに答えて「ガスがいっぱい見えます。」
笑って返してくれましたが、こんな寒いオジンギャグ言うんじゃなかった。
しかし若い人が多いですね。ジジババが目立たなくなっちゃいました。

掘割道を行きます。風が無く過飽和状態の湿度に汗が噴出して止まりません。テルモスの氷ポカリが殊の外旨くつい飲み過ぎてしまいます。おかげで少々バテ気味。
岩稜帯に飛び出しますが視界は無し。多少の風がオーバーヒート気味の身体を冷やしてくれてホッとします。
上のテラスに立ちますが視界無しは同様。傍のシロヤシオに目を遣りますが種はひとつも出来ていません。そう言えば今年のシロヤシオはお粗末だったよなあ。
見える所に秋は何も発見出来ず。いや周りを埋め尽くすこの霧、秋霧ですからこれぞ秋そのもの。

8:35 a.m. 富士見岩着。
あるじゃんあるじゃん、シロヤシオの紅葉。

富士見岩に立つと、秋霧が秋を謳っています。これもまた愉しき哉。

朝陽台経由で自然学校前へ。山頂一帯はガスの海。周りのお姉さん方が皆美人に見えます。
自然学校前で朝御飯。パンひとつで元気が湧いてきます。人の身体なんてほんとゲンキンなものです。
このまま降りては温泉営業まで時間待ちが必要になります。のんびりと望湖台でも散歩してきましょ。どうせ見えるのは秋霧だけでしょうが。
三角点への登りの階段、横の側溝に何やら動くものがあります。エエ〜、目を疑ってしまいます。なんと蟹さん。なんでこんなところに?長者池からお散歩にやってきたのでしょうか。

その後、望湖台で秋霧を堪能し記念碑広場経由で遊歩道に戻ります。
峠道入り口近くでアスファルトの上に異様なものを発見。なんじゃこりゃ。イモリ? なんでこんな所を歩いてんの?

腹も黒いようですが赤いか黒いか引っくり返すのも気持ち悪くて出来ません。
そうだ、これはゴザイショザウルスかゴザイショドンです。これも長者池から? 長者池で何か起こっているのか、それとも天変地異の前触れか。
今日はおかしなものをよく見ます。やはり早く帰った方が良さそうです。じゃあ峠道からスタコラサッサ。ホイサッサ。

ミズナラのドングリも大きく育っています。子供のポコチンがいっぱいです。

ガレ場を過ぎればもう武平峠。


9:45 a.m. 武平峠着。
天気は相変わらず。時々ポツリと頬を濡らすので昼くらいから降り出すでしょう。山肌に沿ってガスが上がって行くのがよく見えますし。
という訳でもうここからゆっくりと降りる事に決定。その前にホトホギスは? 一輪もありません。これももう終わってしまったのでしょうか。
あまり急いで降っても温泉待ちになるだけですから道草食い食い降ります。

東多古地谷に沿ってスカイラインを潜ります。この橋の下、いつも蟻地獄を見かけますが今日はまたいちだんと多いです。

三ツ口ダム辺りにはススキがいっぱい。もうすぐ中秋の名月。前回の夏の御在所からいきなりお彼岸かい。

かと思えばまだアザミの花。季節が交錯しています。


10:35 a.m. 駐車場着。

天気ももってくれたしめでたしめでたし。車の中でエアコンで涼みながらオニギリを齧ります。
さあぼちぼち出かけるかな? もうすぐ温泉の営業開始です。えっ、温泉も一ヶ月ぶり? そりゃ健康によくありませんな。


2013年09月14日23時00分00秒 記

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