避暑に田立へ

シャツの汗を絞り手摺に掛けて干します。
早く乾け〜。
それからお昼の準備です。
炎天下とは言え多少靄がかかっている所為か左程暑くはありません。
それに時折爽やかな風が吹き火照った身体を冷やしてくれます。


20130815

長い休みも既に半分過ぎてしまいました。何もしなくても一日なんてあっというまに過ぎてしまいます。じっとしていると体調も崩してしまいそうなのでどっか行ってくるかな?
とは言え引き出しの少ないtanuoさん、犬の卒倒(ワンパターン)のtanuoさん、日帰りの遠出=御嶽山、となる可能性大ですが用意だけして床に就きます。

8/15 4:35 a.m. 自宅出発。
日の出が遅くなりました。この時刻まだ暗いです。とりあえず御岳方面という事で北に向かいます。
ウイークデイって事もあり車が少ないです。いつもなら遵法闘争車に進路を阻まれる愛岐道路もスーイスイ。この辺りから空が明るくなってきました。途中のコンビニで食料を調達し19号線に合流します。どこへ行くにしてもこのパターンは変わりません。
極力信号に引っ掛からないように、そしてエコランに徹しながら行きます。こうやって常に頭を使いながら行くのが眠気防止、呆け防止に繋がります。

中津川を抜けた所で恵那山黒井沢への分岐。一部未舗装路があった事を思い出しパス。そのまま山口村の山中に入ります。賎母のドライブインを過ぎ山口ダムに差し掛かったところで、「そうだ田立にしよっ。」
トンネル手前の信号を左折します。
このまま行けば結構早く着いてしまいそうです。じゃあ閏滝でも見てきますか。てな訳でまずは閏滝見物。

元の道に戻り滝に向かいます。

6:50 a.m. 粒栗駐車場着。
朝のお勤めを済ませ整備協力金をポストに入れます。そして仕度にかかります。

7:10 a.m. でっぱつ。

さすがに鈴鹿とは違い冷んやりしています。歩き始めると早速ホトトギスが挨拶してくれます。

結構あちこちに咲いています。道端にはキイチゴ。これは止めておいた方が良いでしょう。最近は犬連れの人が多く、おしっこがかかっているかもしれません。

続いてミズヒキ。もう秋なんですねえ。

観光用にニックネームを付けられた木の説明看板を見ながら行きます。単調なツヅラ折の山道もこれを読みながら行くと飽きずにすみます。


7:45 a.m. 不動岩展望所着。

気温は低くてもかなり湿気があるようで不動岩が霞んでいます。もうここから滝はすぐです。

7:50 a.m. 螺旋滝着。

いろんな場所から撮ってみますが皆同じような写真です。つまらん。

続いて洗心の滝。樹枝や木の葉が邪魔をしてよく見えません。昔は桟道の上からでもよく見えていましたが。

その上の霧ヶ滝。

霧ヶ滝の巻き道を行きます。急な梯子を登り終えると橋が新たに架け替えられていました。

新しい橋を渡ると檜の良い香り。橋の板は分厚い檜材。これ全て現地調達。日本三大美林に数えられる木曽檜。勿体ないような気がしますが切り出す手間を考えたらこれも地産地消。

8:10 a.m. 天河滝着。

さすがに田立の名主だけあって勇壮です。滝下まで行って下からパチリ。

凄い水飛沫です。カメラのレンズが一瞬にして水滴だらけになります。そして気温も急激に下がっています。
すっかり涼んだ後また巻き道から天河滝の落ち口へ。

上から覗くとキンキンが縮み上がります。「ウッフン、超カイカン。」

登山道に戻り吊橋を渡ります。

千鳥桟橋を登り不動滝。

滝上からパチリ。

クウ〜、キク〜。またまた凄い快感です。
その上は龍ヶ瀬。綺麗な滑滝です。ここからは水辺を行きます。

鶴翼滝手前で桟道に戻ります。

橋の上から撮った後はまた川原に戻りソーメン滝、箱渕を行きます。


9:00 a.m. 丸渕着。

ここから先は林道へ這い上がりそのまま日陰の無い林道歩きとなります。じゃあ涼しいここで朝御飯を頂く事にしましょう。

先ずは冷たい水で汗を拭います。ついでにシャツも脱ぎ汗を水洗い。きつく絞りそのまま着ます。冷んやりした感触が心地よく汗のベタベタが流されサラッとした着心地です。
テルモスの氷入りポカリをグビグビやった後はコンビニオニギリで腹ごしらえ。お腹が満たされると力が湧いてきます。この後の登りも大丈夫です。

9:15 a.m. でっぱつ。濡れた笹薮を漕ぎながらの登りです。蜘蛛の巣は待ち構えているし、足場の木は半分朽ちているし、ハア〜、鬱陶しい。腕が痒くなってきちゃいました。
ヒーヒー言いながら林道に飛び出します。「ふ〜、死ぬかと思った。」
林道に出たところにある避難小屋、チョット中を覗いてみます。綺麗です。土間には薪ストーブ、こりゃ住み心地良さそう。

崩れた登山道の補修、巻き道作り、架橋、避難小屋作り、地元の負担だけでは賄いきれないからとひとり200円の徴収を求めていますが人が張付いている訳ではなく強制ではありません。それでもこれだけの事をやっているのが来た人全てに見えています。鈴鹿のどこかの駐車場のように強制的に500円を徴収しているところもありますが、一体何に使っているのやら。成果物なんてなにも見えないじゃないですか。信州人と三重県民の違いと言えばそれまでですか。あっ、また余計な事を言うてしもうた。

日陰の殆ど無い炎天下の林道を行きます。それでもお盆となれば一時期よりは涼しい風も吹いています。
お年寄りのtanuoさんはこの前Netで買ったテルモスの氷水で喉を潤しながら行きます。これがまた美味いんだ〜。
道端にはヤマハハコ、リンドウ等が咲いています。


9:55 a.m. 林道終点。

さあここからひと登りで天然公園です。

10:10 a.m. 天然公園着。

展望台に上がり山岳同定? どころではなく靄っていて御岳も中央も見えません。まっ、こんなもんかなあ。

シャツの汗を絞り手摺に掛けて干します。早く乾け〜。
それからお昼の準備です。炎天下とは言え多少靄がかかっている所為か左程暑くはありません。それに時折爽やかな風が吹き火照った身体を冷やしてくれます。
休んでいると中高年夫婦、若い男性二人組がやってきました。さすがお盆休み、天然公園も人出が多いです。

10:55 a.m. でっぱつ。来た道を引き返します。

林道を下っていると数パーティとすれ違いました。さすがお盆休み。
帰りは不動岩経由です。

不動岩からの降り、桟道が新しく架け替えられています。これも新たに整備されたものです。朝明の駐車料金一体何に使っているんでしょうね?

谷に戻ると朝とは違い日が射して眩いほどです。往路とは光線が違うのでまた違った景色になります。

光線違いついでに天河滝から霧ヶ滝の落ち口まで降りてみます。上から覗くと天河滝ほどの緊張感はありません。傾斜が緩く階段状になっている所為でしょうか。

お昼を過ぎたと言うのに次から次へと人が登ってきます。そうか、田立は山じゃないんだ。ピクニックなんだ。
最後に擦れ違った家族、どうやらハングルで喋っています。最後尾のお母さんが擦れ違い様に「こんにちは。」。在日なのかどうかは解りませんが、田立もインタナショナルになったもんやなあ。その内看板も数ヶ国語で書かないといけませんね。

往路で見落としていたマムシグサの実、やはり午後の明るい光線のおかげでしょう。しかし本当に秋になっちゃったんですねえ。


13:05 a.m. 駐車場着。
やはり暑かったには違いありませんが、度々秋を感じさせる風に吹かれ爽やかなハイキングが出来ました。
tanuoさんの夏休み、避暑には最高の場所です。
この後の温泉は? 少し遠回りですが妻籠の奥のアララギ温泉にしましょ。
ここ、とても良い泉質だったのに、今日は凄く水っぽいお湯でした。観光シーズンとあってお隣の木曽温泉にお湯を供給し過ぎて自分ちのが無くなっちゃったのかな? 木曽温泉はアララギ温泉からお湯を買っていると聞いた事があるものですから…。
時間的にもまだ早いし、下道で帰りましょ。ウイークデイだからETCの休日割りが無いでしょうから。


2013年08月16日00時05分00秒 記

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