晩秋? 初冬? お久の御在所

晴れ? 驟雨?
尾根吹き荒れし
野分かな。


20121118

今日は日曜日。ですが先週中盤に御在所は冠雪した模様。山はもう冬ですから人出も減っている筈。
2週抜けたのでそろそろ挨拶に出かけておかないと御在所の神様がまたつむじを曲げてしまいます。まったくヤキモチ焼きなんだから〜。
予報ではお日様マークがずらりと並んでいましたがお山の上は雲で隠れています。これなら尚の事混む事は無いでしょう。ウッシッシ。
菰野の道の駅は車がいっぱい。一目で山ジジババと解ります。それがトイレ付近でたむろしています。「こりゃあかん。」トイレは諦め御在所へ向かいます。
前を走っていたワゴン車が鳥居道駐車場へ入ります。中には駐車中の車も。「ここもあかん。」そのまま料金所跡駐車場へ。「久し振りに青天でやっか。今日は曇天だけど。」

6:30 a.m. 料金所跡駐車場着。
道路北側はまだ停まっていません。南側の手前の方に空いている所がありそこに停めます。さすがtanuoさん。今日は読みがバッチリです。
寒いので車の中で山靴を履きます。もうこれからはスニーカーはきついです。

6:50 a.m. でっぱつ。

もうこの頃には空きスペースは全て埋まっています。今日は空いていると言うよりトイレに寄らなかったから駐車できたのかもしれません。じゃあこれからは毎週青天でするか。
暫く行き、途中で枝道に入り朝のお勤め。う〜ん、屋根の無い所でするのは本当に爽やかです。快調快調。
道に戻るとさすがに人が多いです。まあ皆さんすぐ道を譲ってくれるので渋滞はしませんが。

ロープウェイの下を潜る所でジャケットを脱ぎます。ついでに光る伊勢湾をパチリ。


7:30 a.m. 岩棚通過。
尾根筋に出たと同時に驟雨にみまわれます。細かな霧雨のような雨が流されてきます。山頂に目を遣ると綺麗な虹。やったね! 儲かった気分。

風の具合で激しく降りつけたり止んじゃったり。面倒なのでジャケットは仕舞ったまま。もっと激しくなったら羽織ることにします。

7:45 a.m. キレット通過。

しかし凄い風です。まるっきり台風並みです。こんな風でも皆さん臆する事も無く平気で登って行きます。恐いもの知らずって恐いですね。防寒具や濡れ対策大丈夫なのかな?
時々陽が射したりするので安心しきっているのかもしれません。

晴れ? 驟雨? 尾根吹き荒れし 野分かな。

7:55 a.m. 北谷テラス着。
こんな天気だと写真が少なくなります。意識して撮るようにします。という事でテラスの先まで行ってパチパチ。

ん? また虹が出とるやんけ。
カメラを北西側に向けると諸に霧雨の直撃を受けます。ハンカチを出してレンズを拭き拭き。
登山道に戻ろうと岩の上を歩いていたら風で飛ばされてしまいました。傍で休んでいた人に「大丈夫ですか?」と心配されちゃいました。tanuoさんもまだ若いと思っているのは本人だけだったりして。客観的に見ると年相応のヨボヨボ爺さんなのかもしれません。あな侘びし。
ここからは掘割の中。強風の影響も受けずのんびり登れます。しかしこの道凄く荒れています。そりゃあ毎週毎週あんなに大勢の人が通るのだから道も荒れます。これをオーバーユースと言うのでしょう。見て確認して納得。こりゃコンクリートで固めるしかありませんな。
なんて思いながら歩いていたらドンツキ到着。
正面にはエルガーフェイス。いつの間にか陽が射していました。風も無くポカポカ暖かい日溜りHike。

右へ回りこみ岩稜帯に出るといきなり強風の洗礼を受けます。また地獄へ逆戻り。

ここからまた右手に回りこみ上のテラスに出ます。
風が強くガスがどんどん流されて行きます。ガスで不鮮明ですが割谷の頭から続く尾根が綺麗に紅葉しています。紅葉前線はもう麓に達しています。振り返ると、御在所山頂は見事に禿げ上がっています。アシビや杉などの常緑樹以外は全て葉を落としきっています。

さて山頂まではもう一登り。水が流れる道を行きます。いくら流れが多くても大丈夫。なんてったって今日は山靴ですも〜ん。

8:20 a.m. 富士見岩着。

さすがに今日は大黒岩にM先生の姿は認められず。
本谷下部に陽が当たりとても暖かそうです。こちらは相変わらず野分が吹き荒れています。ちゃっぷいちゃっぷい。

朝陽台から遊歩道を行きます。道の脇には雪が残っています。週半ばの冠雪時の置き土産ですね。

途中でジャケットを羽織ります。寒うて堪らん。なんだか胃まで痛うなってきた。最近冷えるとすぐ胃が痛くなります。寄る年波には敵いません。またまた年を実感し落ち込んでしまうtanuoさんです。
自然学校前で霧雨と風を避けて小休止。朝食のコンビニオニギリを頂きます。前歯を折らないよう注意深く噛みます。
さすがに寒いと見えて大勢の先客がいます。皆さん合羽を着込んだり暖かなものを飲んだり。なんだ皆さん防寒具も濡れ対策も万全じゃないですか。さすがですね。
ひきかえ胃痛を感じながらも薄着でやせ我慢しているtanuoさんは遭難予備軍第一候補。
アゼリア前には雪が掻き集められて山になっています。こんなんでも子供は喜ぶわなあ。


時刻は8:40 a.m. このまま武平から降りたんじゃ温泉はまだやってません。かといって今日は気が乗りません。だって寒くて胃が痛いんだも〜ん。
まあどうするかは出たとこ勝負。先の事なんて誰にもわかりゃしません。Que sera sera. Whatever will be will be. The future's not ours to see. Que sera sera.
遊歩道から峠道に抜けそのまま降ります。寒いよう、暗いよう、お腹いたいよう。

降るにつれ風も弱まり気温も上がってきます。陽が差し出すと先ほどまでの胃痛もなりを潜めてしまいました。


9:15 a.m. 武平峠通過。
行き先は? 鎌に決まってるじゃござんせんか。暖かくなるとメタボ治療に専念するtanuoさんに変身です。
鞍部から上がっても朝のような強風はもう吹いていません。多少強い風が吹く事もありますが身体が飛ばされる事も無く、体温を奪われる事も無く。ジャケットを着たままですが脱ぐべきか脱がざるべきか。どっちでもええやん。


10:00 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
いくら風が弱まったとはいえ今日は岩塔の上に立つのは止めておきます。狭い岩塔から人ひとりくらい軽々と飛ばせられる風量はまだ充分保っています。
という訳で今日は安全圏から周りをパチパチ。

祠に柏手の後南側に回り同じくパチパチ。

先々週ほどではありませんが、相変わらず鎌山頂は人口密度が高いです。店を広げる場所も無く、広げても風が強いので長居は出来ません。日は射してるんだけどなあ。諦めてもう降ります。今日は三ツ口。
三ツ口谷降り口にはピークに立ててあった見慣れた看板が立てかけてあります。風で折れたのでしょうか。

スニーカーなら滑って仕方の無いザレた道も山靴ならしっかりと地面を掴んでくれます。余分な神経も筋力も使わずに済み楽チン楽チン。どんどん飛ばして降ります。

あっちゅうまに谷筋に到着。
今日は若干水量が多く楽しみながら降って行きます。


10:45 a.m. 三ツ口大滝下。

やはり今日は水量が多いです。普段流れていない岩の上まで水が流れており真下まで行こうとすると身体を濡らさなければなりません。濡れるのが嫌なtanuoさんはその下でギブアップ。
葉を落とし明るくなった谷を降って行きます。


11:00 a.m. 三ツ口ダムの奥、最後の滝通過。
砂地に根付いた楓の紅葉が綺麗です。オレンジ色が鮮やかです。

谷筋は風も無く穏やかです。日が射すと一気に気温があがりインディアンサマー。朝の中道が嘘のようです。


11:15 a.m. 車に帰着。
ゲゲゲのゲ。凄い車です。走行車線にはみ出してはいませんがそこらじゅう停められる所はビッシリと停まっています。
雪を被り冬道具が必要になるまでこの混雑は続きそうです。いや〜、参った参った。
お昼の食事をパスった所為かまだこんな時刻。でももう温泉は営業しています。コンビニオニギリを齧りながら温泉へ一直線。
混む前に入浴してさっさと帰りましょ。


2012年11月18日21時05分00秒 記

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