御在所 秋色 紅葉狩り

ここからトラバって上のテラスに立ちます。
「ウワ〜オ!!!」 久々の絶景に満足です。
今日のメインイベント終了。さあ帰ろか?
いやいやまだ三つ口のセンブリが残ってました。


20121027

御在所の混雑から逃れ宮妻へ。と思っていましたがNetを見ていると中道の上のテラスから見下ろした紅葉の写真が目につきました。
ここは春はアカヤシオ、秋は紅葉と絶景が楽しめるビューポイントです。
こんなに色付いているのならここを外す訳には参りません。宮妻、小岐須の紅葉は御在所よりも遅いので、先ずここを押さえてから。
という事で渋滞覚悟でスカイラインへ。そうそう帰りは三ツ口谷でセンブリでも見てきましょ。先週雨乞岳で見逃してしまいましたから。
若干早めに出たのに道中23号線は大型車が両車線を塞ぎノロノロ運転です。せっかちなtanuoさんはついイライラ。三つ子の魂百まで。この性分は死ぬまで直らないでしょう。

料金所跡駐車場は既に満杯。路側帯も満杯。今日は特に混んでいます。近鉄山の家を過ぎその少し上の山側のスペースが辛うじて空きスペースあり。なんとか押込みます。

6:45 a.m. でっぱつ。
紅葉前線はもう中腹辺りまで降りてきています。

中道登り口までスカイラインを降ります。もうここから混み始めています。幸い数珠繋ぎとまではいっていないので、お尻につくとすぐ道を譲ってくれます。Good Good。譲ってくれなきゃお尻齧っちゃうぞ〜。Bottom Biting Bugs〜♪ なんちゃって。
今日も若い人達に混じってのHiking。自分自身も若いつもりでいます。真新しいウエア、靴、ザック、女の子は揃いも揃って山スカにタイツ姿。スラリと伸びた脚線美が綺麗です。でもこのタイツ、サポートウエアでは無いような…。昔に比べてお廉く買えるようなったとは言え、やはりCW-Xはお高いですからねえ。なにもかも一度に揃えるとなると若い人達には大変でしょう。
形から入る今の人達、ウエアくらい普段着を流用する事は考えないのでしょうか。昔の山岳会では先輩のお古を貰ったり、道具も借りたりと随分敷居が低かったと思います。貸し借りが過ぎてネコババもしょっちゅうでしたねえ。
自分の物は自分の物、人の物も自分の物、知らぬ間に自分の名前を書き込んじゃったり…。
あっ、いかん。また昔話。年寄りはこれだから…。
しかし今日は良い天気です。今日も天気だ、煙草が旨い。いや、とっくに止めちゃってるんですね。

ロープウェイの下を潜ります。右手伊勢湾方面にはお日様が三っつ。

くどいけどほんまええ天気やなあ。


7:15 a.m. 岩棚通過。

ビューポイント毎に皆さんお休みです。それを縫うようにパスして行きます。
先々週に続き今日も地蔵岩で休憩兼写真パチパチ。

結構色付いています。ここでこの程度なら山頂付近の色付きに期待が高まります。

今日もミヤマシキミの実が鮮やかです。


7:25 a.m. キレット着。

だんだん先行者がまばらになりパスし易くなってきました。山歩きはこうでなくっちゃ。

7:35 a.m. 北谷テラス通過。

ここでも人が休んでいたので休憩ぬきで進みます。
掘割道が凄く荒れています。近頃の雨は短時間の内に狂ったように降りますからねえ。それに山ガブームのオーバーユースも手伝って荒れてしまったのでしょうか。あんな大きな石、どこへ転がって行ったんでしょうね。
大きく様変わりした掘割道を登り詰めると正面にはエルガーフェイス。白い岩に紅葉が色を添えています。そして見上げれば青空を背景に鮮やかな黄葉が輝いています。


7:50 a.m. 岩稜帯通過。
涼しさのおかげか休憩無しでもしんどくありません。そう言えば今日はまだ何も口にしていませんでした。水さえも。
私はラクダ。体脂肪を燃やせばCO2とH2Oになります。お腹の脂肪を燃やせば水など飲まなくても自前で作れるのです。なんちゃって。

ここからトラバって上のテラスに立ちます。
「ウワ〜オ!!!」 久々の絶景に満足です。

今日のメインイベント終了。さあ帰ろか? いやいやまだ三つ口のセンブリが残ってました。

8:00 a.m. 富士見岩着。ここも綺麗です。


8:05 a.m. 朝陽台着。
今日も大黒岩展望台に誰かが立っています。これがM先生だった事を後で知る事になります。

遊歩道を行きます。イブネの辺りに日が射し中腹の紅葉が鮮やかです。写真ではあまり綺麗ではありませんが。

遊歩道両脇の紅葉が綺麗です。まるで紅葉のトンネル。

道端のアシビには来年の花芽がびっしり。来年も楽しませてくれそうです。


8:25 a.m. 望湖台着。

西の端まで行き下を覗きます。またまた「ウワ〜オ!!!」 日が翳って発色はイマイチですが、ここも凄い色付きです。

日は射しそうにないので早々に引き揚げます。階段を降りきった辺りでスイーツお姉さんことS子ちゃん発見。久し振りに立ち話。これだけでお年寄りはワクワク。
その後は峠道へ。山頂一帯の紅葉は今が盛り。山頂南面は日が当たり発色も二重丸。やはり今日はこちらにして正解でした。

峠道を降って行くと前方に赤ヘル。「一般道でメット着用者が増えているのかな?」なんて思いましたが近付くと、なんとM先生。奇遇ですね。
奇遇も奇遇、今日の大黒岩に立っていたのがM先生と知り驚いたのも束の間、先々週私が見た同じ所で寝転んでいたのもM先生だったそうです。なんちゅう偶然。そしてその時はUさんとご一緒だったそうで、二人でブルーインパルスのデモが見えるかな?とセントレアを見つめていたそうです。それを私が朝陽台から見ていたという事だったようです。
それからはM先生による自然観察の講習会の受講。マンツーマンの講習です。いやマンツーウーマンかな?
小さな虫達でも種の存続の為にいろんな形で棲み分けをしているんですねえ。自然淘汰という言葉だけでは済まされそうにない、何かの意思を持って進化させている何者かの存在を感じさせられます。それを神とでも言うのでしょうか。無神論者の私がこんな事を言うのも変な話ですが。
M先生も相変わらず御在所通勤を続けているそうですが、あまり遭遇しないのは時間帯が違うからのようです。昨今の大渋滞の為6時前に到着するようにしているそうです。今日も6時前に着いた時には駐車スペースは2台しか空いてなかったとか。駐車後は6時まで寝ていたそうです。6時前って何分くらい前に到着しているんでしょうね。tanuoさんはもうこれ以上早起きは出来ません。まあ雪さえ降れば殆どの人は来なくなるでしょうから、これからはもっと遅出できるでしょう。

8:50 a.m. 武平峠通過。
紅葉の光のシャワーを浴びながら鎌へ向かいます。涼しいって良いものですねえ。全く草臥れません。でも少々お腹が空いてきたかな? だってまだ何も食べてないんだも〜ん。
カラフルな木漏れ日の散歩道、二人でクッちゃべりながら行きます。おしゃべりHikeは愉しき哉。

9:20 a.m. 三つ口谷ドンツキ着。

ここから今日はガラガラの旧道跡を行きます。後続が居ると憚られるほどガラガラです。「ラック!」
昔はここが正規の登山道だった事を知ってるなんて、お互い年がばれちゃいますね。
その尾根に上がると目の前に広がる錦絵。普段目にしないアングルからの紅葉に万歳。だってここ、冬しか通らないもんね。

そのまま尾根通しに直下のガレに出ます。M先生の話では巻き道が出来てからはこちらはバリエーションルートになっているそうです。そしてどこかの山岳会ではハーネス着用と決まっているそうです。こんなとこでハーネスなんて着けるなよ。ついこの前の金とくの押切もえちゃんを思い出してしまいます。思春期を遥か昔に終え羞恥心を無くしたジジババ二人が下品な連想をしてお互いに吹き出してしまいました。
このガレもかなり荒れて昔とは比べられないほど違ってしまいました。でもこんな所も無くては山歩きの楽しさが無くなってしまいます。


9:35 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

風の無い祠の横で大休止。M先生から本物のコーヒーを頂きます。山の上でこんなに美味しいコーヒーが頂けるとは。
お茶うけに朝食のオニギリ。ブランチかな? 賞味期限切れ6時間40分のオニギリ、熟成が進み良い味です。
すっかり日溜りの恋しい季節になってしまいました。暖かな陽射しの下、世間話に華が咲きます。

10:15 a.m. でっぱつ。
今日の降りは三つ口谷。先ずは尾根道から降ります。
まだこんな時刻である事に気付き、二人ともビックリ。下手すると昼前に降りてしまうんじゃない?
紅葉を愛でながら降ります。

尾根から谷に降り旧道経由で降ります。

最奥堰堤が近付いてくるとムラサキシキブ。この小さいのが本物で、粒が大きいのはヤブムラサキだそうです。

そして堰堤を降り、センブリ群生地。
「あれっ、無い!」道のど真ん中は踏み荒らされてしまったのか草すら見かけませんが、その横の草叢には咲いていました。「あ〜、良かった。」

今日は4弁が目立ちます。アケボノソウも4弁をよく見かけます。

11:30 a.m. 三つ口ダム着。


11:45 a.m. 駐車地着。

やはり12時前に着いてしまいました。
早仕舞いも良いものさ。さっ、早く温泉。


2012年10月27日23時50分00秒 記

inserted by FC2 system