歩き初め

片付け物を済ませでっぱつです。
その前に御在所をパチリ。
朝より雲は薄くなりましたがまだ降っているようです。
積もれ積もれ、どんどん積もれ。
積もらにゃ遊べぬtanuoさん。


20120102

新年明けましておめでとうございます。
今年も飽きずにくだらない御在所Hikeをお伝えします。閲覧者の方々の為と言うより自分自身のボケ防止の為に。
年末にスキーに行ってきたばかりですが休みは4日まで。元日は暇を持て余しながらも家で大人しくしていました。
「後3日しか休みが無いじゃん。」休みが少ないとなんだか落ち着きません。コップに半分残った水を、まだ半分有ると思うか、もう半分しか無いと思うか? さしずめtanuoさんの場合は、もう半分しか無いと思う性質なのでしょう。典型的な貧乏性です。
てな訳で、「明日(二日)あたり行っとくか。」と一日夜遅くに仕度にかかります。と言ってもお昼のカップ麺と水の用意だけですが。
S司も二日から学校だと言ってましたから、家にいてもそれこそ何もする事がないのです。(いや、休み中に来年の業務計画などを立てておかなければならないのですが、先送り先送り。)

2012年1月2日 今年の歩き初めです。
玄関を出ると地面が濡れています。雨でも降ったのかな? 見上げれば星が煌めいています。車に乗り込むと外気温表示は+1℃、窓の解凍用にお湯を沸かしたのに無駄になってしまいました。両手に荷物、おまけにT-falまで持って。「あ〜、ふさがったお手て、どうすりゃ空くの〜。」こんな時要領よく処理出来ないtanuoさんはやはりS司と同じ人種だったようです。アスペルガームニャムニャ。

お正月とあって早朝の道は空いています。大型車が少ないって有難いですね。いても無茶苦茶飛ばしています。読みは的中、ゆっくり出てきて正解でした。
湯ノ山に入ると小雪が舞っています。空も真っ暗です。ぼちぼち日の出の時刻なんですが…。

6:45 a.m. 湯ノ山、最奥駐車場着。
奥の角に見覚えのある車が停まっています。薄暗い中その傍にいる人影は…、やはりOさん。お久しぶり、いや明けましておめでとうございます。
そうか、今日は月曜でお仕事はお休みなのでした。昨夏の御嶽山以来ですね。
誰もいないだろうと思っていてもどなたかとお会いするものですね。
辺りはまだ薄暗く、睡眠も足りている筈なのに何故か睡魔が襲ってきます。Oさんを待たせて5分ほど目と空っぽのオツムを休めます。MozartのSymphony40番なんぞを聞きながら…。
おっ、もう50分。そろそろ仕度でもしますか。しかし眠いなあ、これって寝過ぎ?
そうそう、今日は不精せずに下からスパッツを着けて行きます。その代わり冬道具は置いて行きます。どうせ雪があってもまだ軟らかいですから。

7:05 a.m. でっぱつ。
大分明るくなりました。時々青空も覗きますが御在所山頂は相変わらず雲の中。天気予報は晴マークばかりでしたがそれは菰野町の街中の事、鈴鹿の稜線は曇り時々ブタが降るでしょう。
やはり気温が高いです。歩き始めると直ぐ汗だく。残っている雪もベタベタです。でも新しく降ったもののようです。ご来光登山のトレースがしっかり付いています。

Oさん、先週は治田峠の方へ行ったそうですが身長ほどの積雪だったと言います。時間切れで途中で引き返したそうですが珍しいですね。藤原方面はこちらより雪は多いですが治田峠はかなり低い位置です。風の通り道になっていたのかな? 藤原もとんとご無沙汰のtanuoさんです。
Uさんと鳩吹山のちょっと恐い所へ行った話とか近況報告を聞きながらお喋りHike。
新しく被った雪が綺麗です。

空は相変わらず鉛色。細かな霰が吹き付けます。暑くて脱いだ上着をまた羽織ります。
霰が顔に当たって痛て〜。
キレットを過ぎると風の陰。顔は痛くなくなりましたが相変わらずしんしんとチリのような湿雪が降り注いでいます。
北谷テラスから上の掘割はしっかり雪が着いています。元日のトレースは埋もれていますがトップのOさんがステップを切ってくれるのでtanuoさんは階段歩きです。あ〜楽チン楽チン。しかし雪増えたなあ。スパッツ着けてきて正解でした。不精者のtanuoさんにしては先見の明が有ったって?
階段を登っていると突然目の前にエルガーフェイス。威風堂々たるものです。ガスと降雪で視界が悪いのもその近寄り難さを演出しているかのようです。(ものは言いようですな。)

そして後ろの掘割はしっかり雪が詰まっています。

先行のOさんは寒くて待っていられないようです。絶えず降り続く雪は直ぐにOさんのトレースを隠してしまいます。かなりの降りようです。

8:45 a.m. 富士見岩着。
Oさんお待たせ。辺りは灰色の世界。さっさと朝陽台経由で自然学校前へ。
遊歩道も元日のトレースは掻き消され新雪歩き。サクサクと気持ちの良い雪です。うっかり側溝に落ちると深雪が楽しめます。
かなり風がきつく霰が顔面に当たり痛いです。フードを被っていても顔は丸出し。僕って面の皮は分厚くなかったんだ〜。

9:00 a.m. 自然学校前。

大荒れの天気、風が巻き込んできますが直撃が避けられるだけでも有り難いです。
強風でロープウェイも動いていないのでしょう。自然学校の職員さんもまだおいでではないようです。
Oさんの車は夏タイヤのまま、帰りが心配のようです。武平から降りちゃおうか? 意見が一致します。
自然学校を出て遊歩道を行きます。丁度風の陰になって先ほどより凌ぎ易いです。空も明るさを取り戻し、微かに薄日が射すとまるで天国。でも騙されません。稜線に出ればまた大荒れは目に見えています。
遊歩道から峠道へ。この辺りの平穏さは何? つい鎌まで?なんて誘惑が頭をもたげます。

チロリン村広場から菰野の街を望みます。濡れた道路が光の線を描きその幾何学模様がなんとも不思議な光景です。
「里は晴天ですねえ。」この季節いつもこのパターンです。

峠道の雪も増えました。まだまだ掘割が埋まるほどではありませんが。おかげで風の陰になり今日は楽ができました。適度な雪が被り足元の石ころなど気にせずにどこでも足を置けます。あ〜楽チン。

9:50 a.m. 武平峠通過。
鎌へのトレースはありません。登りの斜面はもう被り気味に雪が付いています。
折角だから少し登り返したところから急斜面を滑り降りる事にします。
が、倒木が塞いでいます。それを避けて滑ろうとすると、雪が粘っこく全く滑りません。おまけに積雪が少なく踏みぬいた下には木の枝のトラップが。あ〜、ちっとも楽しくない。
お楽しみはもう少し雪が締まってからですね。なんたってまだ正月二日。

スカイラインに出ると真正面に名古屋駅前の高層ビルが鮮明に見えています。写真はあまり鮮明ではありませんが。
という事はやはり里は晴天って事ですね。しかしスカイラインでも稜線からのかなりきつい風が吹いており小雪が飛ばされて来ます。
鎌は行かなくて正解って事にしておきましょう。

西多古地の滝も綺麗に凍っています。暖かいようでも結構冷えているんですね。でも上半分だけって、下半分はやはり氷点下ではないって事でしょうか。

途中で表道に合流します。ここの雪歩きを目論んでいたのですがやはり肩透かし。
修行場前に出て三滝側沿いに降ります。


10:35 a.m. 駐車場着。
道路の雪は殆ど融けています。あ〜良かった良かった。これで夏タイヤでも安心して降れます。Oさん、明日の出社に影響が出なくて良かったですね。
片付け物を済ませでっぱつです。
その前に御在所をパチリ。朝より雲は薄くなりましたがまだ降っているようです。積もれ積もれ、どんどん積もれ。積もらにゃ遊べぬtanuoさん。
希望荘は4日まで温泉に入れなかった筈。今日は久しぶりにヘルシーパルにしますか。いや名前が変わったんでした。なんだったっけ? 思い出せません。まあなんでもええわ。

温泉から出ると強風に雪が舞っています。露天風呂では感じませんでしたが、外は大荒れです。空は晴れているのに。
って事はやはり山は大荒れ。今日のエスケープは勇気ある撤退だったって事にしておきましょう。決して軟弱の為せる業ではなかったのです。(ちょっと苦しい言い訳?)
いやいや、菰野の街中では乾燥した路面を真っ白の雪が流されています。まるで地吹雪。やはり勇気ある撤退だったのです。


2012年01月02日19時10分00秒 記

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