初滑り

昼前にあがるのは少々早過ぎる気もしますが、
まあ、いいや。(マイヤ)
リフト券廉いからまた来る?
もう、いいや。(マイヤ)
空いてて良かったね、
まあ、いいな。(マイナー)
かくしてマイナーなマイアを後にしたtanuoさんであります。。
は〜、寒かった〜。


20111230

29日から正月休み。今年は曜日の関係からいつものように9連休とは行きません。でもその方がtanuoさんには返って良いでしょう。だって9日も休んでしまうと休み明けには何もかも忘れてしまい仕事になりません。
初日はかみさんの年賀状作り。ギリギリまで放りっぱなしで結局はtanuoさんが代行する事に。まっ、いいか。どうせ暇だし。
その後はHD内に溜まった写真ファイルをCDに保存。おっとっと〜、写真が欠落しています。PCのリプレース、引越しなどが重なりCDにバックアップせずに消してしまったようです。まっ、いいか。どうせどうでもよいものばかりだし。
残っているものだけでも結構時間がかかります。と言うのもこのPCのCDドライブは書込みができないので、8GBのUSBメモリに書き、それをかみさんのノートPCに写してから書いているものですから。結局夜までかかってしまいました。
待ち時間にNetを見ていたら凄い情報を発見しちゃいました。御岳ロープは今年も営業なし、老舗【おんたけ】は札幌の加森観光が経営から撤退、王滝村どうなるんですかねえ。そしてマイアが月曜金曜はリフト券半額だそうです。シニア券2,500円が1,250円ですって。最果てスキー場のチャオの2,000円よりもお廉いです。ドケチで廉いもの大好きっ子のtanuoさんとしてみれば行かない訳には参りません。でもあそこってゴンドラが無いんだよなあ。それでもこの廉さには勝てません。tanuo口説くにゃ刃物はいらん、お値段少し下げりゃよい。なんちゃって。
それで作業を中断し、かみさんが帰って来る前に道具を車に忍ばせておきます。
あれ〜、靴のバックルが一個飛んだままじゃん。まっ、いいか。一番上だしベルトで締めておけばなんとかなるでしょう。この靴一体何年使ってるんでしょ。かみさんもやらなくなっちゃったし今更道具なんて買えないですわ。
ところでウエアはどこかな? また家捜しが始まります。なんとか見つけて後は証拠隠滅、かみさんにばれないように。

12/30 未明、目覚めついでに時計を見ると4時を少し回っています。3時40分にセットしたつもりがアラームセットを忘れていました。どうもボケが始まっているようです。慌てて飛び起き仕度をします。

4:30 a.m. 自宅出発。
外気温は+2℃、天気が良いのに暖かいです。窓も凍っておらずお湯を沸かす手間が省けました。大急ぎで今日はエコランはパス。
マイアは一度行った事があります。あれは確かT哉が中学を卒業した春だったような。高校受験で全くスキーをしてなかったシーズンで、かみさんが「変な癖が付かないようにスクールへ入れて。」と言うのでスクールへ放り込んだ事を覚えています。スクールではT哉だけ個人レッスン、上はフリースにメット、DH用の曲がったストックを持っていれば一目で他の受講生との違いが解ります。T哉の話では途中から机上レッスンに切り替えられトンバのビデオを見せて貰っていたそうです。
あの時は3月末、天気も良く暑いくらいでした。今日も日差しがあり暖かいと良いのですが…。
道路も空いており順調に進みます。年末のこの時期、スキーへなんぞ行く人の方が少なくて当然ですね。寝坊しても慌てなくて済んだようです。
元橋で19号線を折れますがこちらへ来る車は少ないです。前を走っていたワゴン車も三岳の信号でおんたけへ左折。そうか御岳ロープはやってないんだから右折車はマイアしかいないのか。結局私の車1台だけ。マイアが空いていて良いのには違いありませんが寂しいです。マイアと言うよりマイナーと名前を変えたら?
途中で2台ほど車をパスしましたがマイア行きはその2台のみ。本当に営業してるのかなあと心配になっちゃいます。

7:30 a.m. マイアスキー場駐車場着。
ゲレンデ近くの駐車場には既にかなりの車が停まっています。営業しているであろう事にひとまず安心。
車を停め暖房入れっぱなしで腹ごしらえ。外気温は−9℃、かなり冷えています。細かな雪が風に舞い見るからに寒そうです。のんびりしていると時折薄日が射す事もあります。風も強そうだし、いくらリフト券が1,250円でももう止めて帰っちゃおうかな〜。なんて軟弱の虫が鳴いています。

そうこうしている内にもう45分。せっかく来たのだし行くだけ行ってみようか。と着替えに掛かります。
ゲレンデまで道路を滑って行こうかと思いましたが地面には石が出ています。見た目より積雪は少ないようです。
小雪が舞う中センターハウスに入り朝のお勤め。待たずに用が足せるって幸せな事です。以前のブームの頃はトイレもかなりの時間待たされました。売り手市場から買い手市場へ。潰れたスキー場もあるし、残っていてもここやチャオのようにリフト券を大幅ディスカウントしなければ顧客を確保できないスキー場だらけです。もっと皆さん気軽に出かけてくださいな。でないと日本中からスキー場が無くなっちゃいます。
トイレの後はリフト券を買いに窓口へ。免許証を提示しなくてもシニア券が買えました。まあこのジジイの顔を見れば大丈夫ですかな。
やまゆり荘の入浴券とのセットを勧められました。100円お得になるそうです。リフト券+温泉で1,750円。超デフレですね。
時刻は8:15 a.m. リフトも動いているのでてっきり営業しているものと思ったら「8時25分からです。もう暫くお待ちください。」やはりマイナーです。

待ち時間の間にストレッチ。ただでさえ寒いのですから身体も硬くなっています。しっかり身体をほぐすのは年寄りには必須です。
相変わらず小雪が舞っています。待っている間に身体がどんどん冷えて行きます。

そしていよいよ今シーズンのリフト初乗り。いきなり強風に晒されます。下を見ると地肌が現れています。ここは余程風が強いのでしょう。強風でシュカブラも出来ています。「う〜、寒い、死ぬっぴ〜。」指が痛いくらいです。手袋のまま手をケツに下に敷き強風を避けます。上着の首筋も閉じフードを被り耳の痛さを凌ぎます。よほどの事でもない限りフードを被った事はないのですが、この寒さいや冷たさは尋常ではありません。
永く冷たいリフトがもうすぐ終点。こんなに辛いリフトって久しぶりです。
上のリフトも動いているのですがゲートは閉じられたまま。いや乗れたとしてももうこれ以上乗れません。ひとまず下まで。
辛いリフト一本分もあっちゅうま。下に着いても寒さが和らいだ程度でちっとも身体が温まりません。それでもガッツでもう一度乗ります。
しかし、やはり寒かった。
上のリフトも営業を始めたようですが、とても寒すぎて乗り継ぐ気にはなりません。
下のリフトで回していると時々薄日が射すようになりました。

5本ほど回したところで意を決して上のリフトに乗ります。いやあ、ここも寒い。
リフト2本分を一気に滑ります。これを2回繰り返し上だけを一回。計10本。もう寒くて我慢しきれずセンターハウスに飛び込みます。
窓際の暖房の横に陣取り手足を温めます。
「俺ってこんなに寒がりだったっけ?」これは加齢によるものなのか? 情けなくなっちゃいます。もうこのまま帰ろうかな?
時刻はまだ10:15 いくらなんでもこのまま帰ってしまったら今後スキーには来れないかもしれません。身体を解凍した後は自分自身に叱咤激励、もうひとすべりしてきましょ。

センターハウスの前には何かの催しもの会場。なになに? White Wedding? え〜、結婚式やるの? こんな寒い所で? それこそ死ぬっぴ〜。

リフト乗り場は大混雑。休んでいる間に混み始めたようです。クアッドリフトでゲートも4つ並んでいるのですが、ゲート通過後ひとりで乗ったり二人で乗ったり。混んでいる時くらい4人乗車してくださいよ。この辺りの係員の誘導の仕方は改めて欲しいですね。チャオのように無駄なく誘導して欲しいです。そのリフトのおじさん、来ている上着に【ONTAKE ROPEWAY】のロゴ。御岳ロープが営業を止めてしまったのでそこで働いていたおじさんが今年はマイアで働いているようです。スキー場経営は地元の雇用にも貢献している訳でもあり、皆がうまく係われるようになると良いですね。

温まった勢いで滑りまくろうとの思惑はいとも簡単に挫折。相変わらず気温が緩む気配がありません。
それでも根性でリフト2本分×3回。またもやしっかり冷え切ってしまいました。降りてきたら11時45分。おしっこしたらもうあがりましょ。
昼前にあがるのは少々早過ぎる気もしますが、まあ、いいや。(マイヤ)
リフト券廉いからまた来る? もう、いいや。(マイヤ)
空いてて良かったね、まあ、いいな。(マイナー)
かくしてマイナーなマイアを後にしたtanuoさんであります。は〜、寒かった〜。

車に戻り片付けものをしてから座席で一息。コンビにオニギリを齧っていると青空が覗きます。天気良くなっているのかな? それでも外気温は−6℃。


12:10 駐車場でっぱつ。
やまゆり荘へ。ここからだと通り道なので便利ですね。
降り始めると直ぐ到着です。

昔御岳ロープに通っていた頃は毎週この温泉に浸かっていました。
当時は出来立てで設備も綺麗でしたが、今はかなり傷んでいます。あれから既に15年以上経っています。傷んで当然です。
子供達との思い出にひたりながらお湯に浸かります。あ〜極楽極楽。
お湯に浸かっている内に天気も良くなってきました。あがってから雲の取れた御嶽山をパチリ。

その後は御岳、中央の山を眺めながらのドライブです。通い慣れた道ですが、こんなまっ昼間に通るのは数少ないです。

まだ13時半を少し回ったところ。これなら下道でも17時頃には家に着くでしょう。



2011年12月30日22時50分00秒 記

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