いよいよ秋です。

気温が低いだけでなく湿度も低く空気がサラッとしています。
谷筋の木々の割れ目から覗く青空も殊更鮮やかです。
少ないながらもあちこちにダイちゃんも咲いており、
いかにも秋、本格的な秋の訪れです。


20110923

先週に続き今週も三連休。おかげで今週の稼働日は3日しかありませんでした。働くのが大嫌いなtanuoさんにはHappyこの上なし。
今度の三連休は天気も上々、遠出したい気分ですが「ちょっと待て。」去年の御嶽山の帰りの大渋滞ってこのシルバーウイークじゃなかったっけ? 君子危うきに近寄らず、近場の御在所にしておきましょう。土曜日は歯医者の予約があるので金曜日にしましょ。
てな訳で今日もマンネリ御在所通い。連休で皆さん遠出するでしょうから駐車場も空いている事でしょう。

6:50 a.m. 中道入口駐車帯着。
思ったより混んでいます。手前の空いた所に駐車して外に出たところで気付きました。T尾さんの車が1台挟んで隣に停まっている事に。
「やあやあお久しぶり。」イワタバコの時期以来ですね。

7:00 a.m. でっぱつ。
「今日はどちらへ?」考えている事は同じ。本谷でダイモンジソウの偵察です。T尾さんは既に一度目の偵察を済ませているらしく、ウメバチソウがもう咲いていたと言います。もうそんな季節なんですねえ。
ダイちゃんは9月末くらいなのでまだ少し早いでしょうが蕾の付き具合でも見ておきましょう。
T尾さんの夏の間の遠征報告を聞きながら行きます。後立山の後甲斐駒も日帰りで行ってきたそうです。最終バスに追われ時間勝負だったそうです。お元気な事で。
谷に入るとかなりの水量です。久しぶりの快晴、陽射しは強いですがすっかり涼しくなりあまり汗もかきません。朝から小寒いくらいだったので長袖を羽織ってきましたが、身体が温まったところで半袖Tシャツに。じっとしているとまだ寒いくらいです。
飛沫が朝日に輝き綺麗です。ホントこんなに良い天気って何ヶ月ぶりでしょ。最近は雨男気味でしたが久々に返上できそうです。

「ダイちゃんや〜い。」と探しながら行きます。赤ちゃんの手のような葉っぱが現れだすと早速発見。今年の初物です。
ちょっと貧相ですがこの先咲いていないかもしれないので撮っておきます。


7:30 a.m. 不動滝着。
こんなに水の多い不動滝も久しぶりです。飛沫が朝日を受け虹が現れています。写真で解るかな?

気温が低いだけでなく湿度も低く空気がサラッとしています。谷筋の木々の割れ目から覗く青空も殊更鮮やかです。少ないながらもあちこちにダイちゃんも咲いており、いかにも秋、本格的な秋の訪れです。

大岩を越え小滝の中を行きます。この辺りはまだ蕾ばかりですがかなりの量です。来週あたりが見頃でしょう。


8:00 a.m. 大黒滝着。
ここもいつになく水が多いです。久しぶりの滝らしい大黒滝に満足。

大黒滝、樋状滝と巻いて行きます。

巻き道から谷に戻ると目の前に新しい落石。丁度三角岩があった所のすぐ下です。「これが新三角岩だね。」などと冗談を言いますが、ちっとも三角ではありません。

その上の潜り岩の右側をクラックに沿って上がると、???
潜り岩の上とその後に大きな石がゴロン。大きすぎて近くでは写真に収まらないので少し離れてパチリ。

後ろ側(上流側)の平らな方形の石は前回崩れたときにもっと上の方の岩に乗っかっていた物のようです。
この辺りの崩れた跡、かなり大きなものでもまだ不安定で下手に足を置くとグラリ。本谷にも揺るぎ岩ができちゃったりして。

暑さにやられる事も無く快調に高度を上げて行きます。相変わらず空は真っ青。周りの木々の葉っぱも陽光に輝いています。そして遥かに見下ろす菰野の街並み。ずっと伊勢湾までの広がり。空気が澄んでいる為かなり明瞭に見えます。

足元にはチラホラとダイちゃん。

そしてぼちぼちウメバチソウの辺り。オオッ、咲いています。蕾もまだまだあります。草臥れたのはパスして咲きたてのホヤホヤをパチリ。

その先もあちこちにチラホラとダイちゃんが咲いています。振り返れば伊勢平野、足元にはダイちゃん、アザミ、ミヤマシラナイソウ。


8:50 a.m. 大黒岩展望台着。
正面特等席(背もたれ付き)は先客あり。手前右側(南側)で鎌を眺めながら小休止。伊勢湾が日を反射して輝いています。知多半島、セントレアと連絡橋がシルエットとなってくっきりと見えます。遠く渥美半島、三河の山並みもよく見えます。その上のぼんやりとした靄の上に恵那山、御岳が頭を覗かせています。「やっぱり行けば良かったかな?」とT尾さん。「翌日休みならね。」と私。

しっかり好天の展望を満喫した後山頂へ向かいます。

9:30 a.m. 望湖台着。
琵琶湖が見えます。彦根辺りの街並み、長浜辺りの街並み、琵琶湖の湖面には竹生島。

あかん、寒うなってきた。半袖Tシャツのままじゃあ寒い筈ですわ。
毎度お馴染みのコース、鎌に向かいます。


10:00 a.m. 武平峠通過。
鎌への登り、なんだ坂、こんな坂、シュッシュッポッポ、シュッポッポ。

10:30 a.m. 展望岩で呼吸を整えて。

しかしええ天気やなあ。

10:45 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
祠に拍手の後、久しぶりに南側の展望を楽しみながらお昼休み。カップ麺を頂くのも久しぶりです。

しかしええ天気やなあ。大黒岩から見えていた青山高原の風車らしきものがここでもまだ見えています。デジカメをテレ側いっぱいに引っ張って見てもコントラストが悪くよく見えません。やはり人の目に勝るものは無いようです。

11:30 a.m. でっぱつ。
この天気、この気温ならもうヒルの心配も無さそうなので久々の長石谷から。ついでに長石のダイちゃんの偵察も兼ねて。
岳峠から直接谷に降ります。久しぶりの長石谷、ここも様子が変わっています。源流付近ではさほどでもありませんが、降るに従い荒れが目立ってきます。増水も加わって歩き難くなっています。

犬星滝近くまで下り樹林越しに見るとここもかなりの水量です。対岸に渡り滝下から見上げるともういつものブライダルベールどころではありません。勢い良く飛び出した水は途中の岩の出っ張りに当たりもせずダイレクトに滝壷に落ちています。これほどの水量の犬星滝も滅多に見られません。

降るほどに水量は増えて行きます。今日の長石谷は滅茶苦茶面白いです。おまけにヒルの心配も無いとなるともう最高。

流れを渡るのがちょっと大変そうな所を通過した後、T尾さんが後の人の為に流れに石を放り込んでいます。しかし幅が狭まり盛り上がった水は勢いが強く放り込む石全てを流してしまいます。何度か試みましたがギブアップ。職業柄公僕精神旺盛な人ですね。私ゃ人の事なんて考えた事ございません。
左岸沿いの道からダムの上へ出るところの渡渉がどうかな? と思っていましたが難なく通過。こんなに水が多いとは思っておらず今日も夏靴(スニーカー)のtanuoさんなのでした。まあ靴を濡らすことなく降りてこれたのでめでたしめでたし。
三滝川の渡渉も石飛で通過。その後のヒルチェックも今日は無用。気候もよくなりめっきり秋めいてきました。さあ雪ももう直ぐ。
舗装路へ出る手前にはミズヒキが咲いています。ああ秋ですねえ。その先にはキンミズヒキ。ああ秋ですねえ。
ミズヒキの頃にはイヌタデもいっぱい咲くんですね。今日あたり三ツ口ダム横の草叢はイヌタデだらけになっているんでしょうね。

流れの面白さにコロッと忘れていました。そうです、長石谷のダイちゃんの偵察です。まだ咲いていない事だけは確実ですが蕾のチェックも忘れていたなんて! 何かに夢中になるとなんでも直ぐ忘れてしまう。tanuoさんは若い頃からその傾向がありました。けっして老人性○○症ではありません。

13:10 駐車地着。
今日も早仕舞い。温泉でゆっくりできます。



2011年09月24日09時05分00秒 記

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