久しぶりのホームゲレンデ

イワタバコはもう終わっているでしょうし
ダイチャンにはまだ早すぎます。
「見るもんねえなあ。ホント汗かいてくるだけだなあ。」
過剰気味の備蓄を消費させるため
今日もお馴染み御在所Hike。


20110827

一週抜けて8月最後の土曜日。天気はあまり良くはなさそうですが行っておきますか。
イワタバコはもう終わっているでしょうしダイチャンにはまだ早すぎます。「見るもんねえなあ。ホント汗かいてくるだけだなあ。」
過剰気味の備蓄を消費させるため今日もお馴染み御在所Hike。

最近23号線がよく混みます。大型トラックが多く、景気が良くなっているのでしょうか。
多少遅くなってもこの天気なら駐車場が満杯って事はないでしょう。それなら慌てず安全運転。のんびりゆっくり行きましょう。

6:45 a.m. 中道入口駐車帯着。
よしよし、まだしっかり駐車スペースは空いています。エアコンの効いた室内で足元の準備。「降っていたら山靴!」と用意してきましたが、割と空は明るく降る気配はありません。じゃあ今日もスニーカーで。これなら狭い運転席でも履けます。
そうこうしているとIさんもご到着。皆勤賞ものですなあ。

7:00 a.m. でっぱつ。
真夏の暑さも既にピークを過ぎめっきり過ごしやすくなりました。雨上がりの所為かひんやりしています。
「涼しくなりましたねえ。」などと話しながら登りにかかると、すぐ玉の汗。湿気が多く蒸します。おまけに風も有りません。
お盆は過ぎましたがまだ8月です。暑くてあたりまえでした。
Iさんの宝剣中央稜の土産話に花が咲きます。盛上がり過ぎて気が付けば地蔵岩。写真を撮っていない事に気付き、時刻記録代わりにパチリ。
いくらガスで視界が悪いと言っても少しは写しておかないと寂し過ぎます。

一向に視界が利かない中を行きます。最早汗みどろですが陽射しが無いのがせめてもの救い。なんて思っていたら時折薄日が射します。そのたびに後頭部を焼かれ一気に暑さが増します。「う〜、勘弁しちくり〜。」

8:05 a.m. 北谷テラス着。
テラスの先に立つと風が爽やかです。ガスの流れの下に北谷が見えます。この谷の様子、すっかり慣れてしまいました。昔からずっとこんなだったような…。というか昔の様子をすっかり忘れてしまったような。山の話をしていても地名などの固有名詞が出てこないし、tanuoさんの○○症は進行する一方です。

ススキの穂がすっかり伸びています。黄色い花粉袋を花穂いっぱいにぶら下げています。指で揺すると煙のように花粉が飛散します。

もう9月は目前。ススキも出てきてあたりまえ。そんな季節なんですねえ。また年を取ってしまいました。

ススキ(花)を見た後は、景色が望めない代わりに足元の花に目がゆきます。
歩き始めからオトギリはあちこちに咲いていました。ママコナもそこらじゅうに群落を作り今が盛りとばかりに咲き乱れていました。
キリンソウも貧相なものばかりですがあちこちに咲いています。
そろそろコモノギクは? 咲いていました。今年ももうコモノギクの季節なのですねえ。今は、もう秋、そしてもうすぐ冬…。


8:50 a.m. 富士見岩着。
柵の外にもコモノギク。色褪せたのはよけておき新鮮なのをパチリ。小さな甲虫がたかって蜜を吸っています。テントウムシのような大きさですが点はありません。それにテントウムシは肉食、蜜は吸いません。

朝陽台まで行くと西の方には晴れ間が出ています。イブネの愛知川斜面には日が射しています。周りは夏雲に覆われ、その雲が湧き上がるように動いています。典型的な夏の景色です。ここで北アルプス気分でも味わっておきましょ。

遊歩道途中で雨。雲は薄く明るいので本降りになならないでしょうが傘をさして歩きます。どうせ汗ですっかり濡れているのですが。
すぐ止んでしまい、アゼリア前のベンチも乾いています。折角なのでここで小休止。

9:20 a.m. 望湖台着。
思ったとおり雨乞岳は雲の中。それでも南に張り出した尾根には日が当たり、その上空には青空が望めます。

記念碑広場から峠道へ。
山頂一帯はぼちぼち紅葉の準備にかかっているようです。アキアカネももうすぐこの辺りから姿を消し里に降りて行きます。たとえ異常気象でも季節は忘れることなく移ろって行きます。
雨は上がっていますが下草はすっかり濡れています。Iさんに露払いをお願いしてずっこいtanuoさんは後を付いて行きます。
こんなことをしていると、濡れた草付きの露払いを思い出します。若い頃はどこでも平気だったんだなあ。

10:00 a.m. 武平峠着。
手前でおしっこをしていたらIさんがホトトギスが咲いている事を教えてくれます。鳴き声が聞こえなくなったらこの花が咲きます。
へ〜、こんな所にも咲いていたんですねえ。何株か散在して咲いています。まだ蕾のもあります。へ〜、咲きかけってこんな咲き方なのか。
またまたひとつお利口になりました。

花を愛で、パンを口で愛でてから鎌へ。

道端にはママコナがいっぱい咲いています。よくもまあこんなに沢山!

岩場にはホツツジ。

途中でまた降ってきました。いよいよ本降りかな?
一時小降りになったものの山頂に着く頃にはまた本降りに。傘を片手に三点ならぬ二点確保。こんなことしてたら山のベテラン諸氏からまたお叱りを受けるかな?

11:10 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
傘を差し差し祠に拍手。南側もガスがいっぱい。それではもう降りちゃいましょ。沢筋は強制献血されそうなので長石尾根から。
既に山道は小沢となっており雨水が勢いよく流れています。布製のスニーカーはたちまちずぶ濡れに。歩くたびビチャビチャジャブジャブランランラン。あらあら身体はずぶ濡れだ。パンツの奥までグッショグショ。ビチャビチャジャブジャブランランラン。
これだけ勢いよく降られると傘も用を為さない。持っているのさえ面倒なのにそれでもさしているこの私、癖とは異なもの味なもの。
山頂から暫く降ったところで小降りに。ちょうどそこに登って来た一団が。
「傘ですか?」なんて聞いてきます。見るとみなさん合羽上下。このクソ暑いのによく着ていらっしゃいますなあ。
「上は土砂降りですよ。」

三ツ口谷分岐で小休止。小降りのところでパンを齧ります。
もうここから下は止むかな?と思っていたらあて外れ。またもや本降りに。まあどうせ全身ずぶ濡れだから気になりませんが。それよりタダでシャワーを浴びたようなもの。今日は温泉を節約しちゃおうかな?

12:30 駐車地着。
濡れたまま車に乗り込みます。やはり温泉でさっぱりしてから帰りましょ。

希望荘のケーブルカーが面倒です。それで下の駐車場から入れるか聞いてみたら入れるとの事。
初日は強制的に上のフロントへ行かされたのでてっきり入れないと思っていました。聞いてみるものですねえ。
これで来週からケーブルカー待ちのイライラが無くなります。しめしめ。


2011年08月27日19時45分00秒 記

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